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アジア・オセアニアクルーズ キュナード クイーンメリー2(QM2)

6日目

今朝は6時に目が覚めた。
そして日の出を見ようとデッキに出たが、あいにくの曇りで見えなかった。
13階デッキに出て朝の散歩、最上階なので風が有るものの気持ちがいい、太極拳 をしている人もいた。
太陽が7時前に顔を出したのを見てキングスコートでオレンジジュース(これはおいしい)と
アールグレイをホットミルクで割ってロイヤルミルクティを入れ、9階最先端のコモドークラブに行き
お気に入りの席で朝日の照らす船首と洋上を眺めながら至福の時間。
この時間は誰もいないことを確認済みで全て一人占めできる。
7階のウオーキン グデッキやボードウオークは人が多く落ち着かない。
こうしているうちに8時朝食の時間だが、先晩食べ過ぎたので軽くオムレツとフルーツ。
昨日はジャグジーを利用できなかったのが今日はOKを確認。

今日のQM2発見

1. 目の前でイチゴを砂糖汁でいため、アイスクリームをトッピングするのをクルーズ船で初めて食した。グッド!
2. 一方の家内は、同じくイチゴたっぷりのサンデイが美味しかったらしい。
3. 今日の2人目の講演は元CIA(SPY)の人物でもこんな公の場で元スパイですと言ってもOK?とにかく本船では毎日、自然学者、動物学者、元新聞記者たちの話が聴ける。



ところで、あの英語表記のメ二ュー学校で習わなかった単語ばかりでいつも思う。
日本の教育は間違っているのではないかと。
なので、いつものことながら、出てくるまでどのようなものかわからない。
スリルがあって良いかもしれないが想像力をフル稼働。
但し、Elephant Bean Soupでは隣のオーストラリア夫婦も分からないので尋ねていたが。
まあ、最近はまあまあの結果であるが。
それにしても2段にわたって長い記述のものを頼むと単にアイスクリーム3個が乗っいただけとは。

食事のあと軽くスロットをして10時半からMrMAKISIの歌声に耳を傾ける。
曲はオペラ、ミュージカル(南太平洋)、出身地のニュージーランドとかマウイ の恋歌
今は、英国のブリストル近郊に住んでいるらしいが今回は夫婦で乗船していた。

7日目

明日の入港時間を考慮してかゆっくりと船は進んでいく。デッキに出ると暑い。
今朝、4,5隻の小さな高速漁船が近づいてきた。海賊かと思ったがどうやらQM2を見に来たようで安心。
朝食はビュッフェですました。いつも食べるオムレツ、デニッシュに加えて今日はスイカが甘くておいしかった。
本日は予定無しでゆっくりと過ごす。 ただし、ショッピングは別だそうだ。


夕方5時前にいつものように8階のプールとジャグジーへ約1時間あまり過ごすと シャワーを浴びて
冷たいジュースでのどを潤す。
フォーマルディナー前に、カジノでひと儲けしてハープ演奏の中ブリタニアレス トランへ。
睡眠に勝てずショーはパスして早い時間に今晩はベッドに。
だが今晩はなぜか、いつもと違って寝つけなかった。

8日目

ビトゥン到着。07:00湾内へ、ゆっくりと港に入っていく。
クラバット山は別名メナード富士と言われ円錐形の火山が町はずれに見えるなかなか風光明媚な港だ。
ゆっくりと港内へ。
でも何か変、と言うのも左舷デッキの出入り口が1か所だけに限定されていてク ルーが集まってたが
“スターボード”と叫ぶ声で一斉に乗組員がドアーを解除して去っていく。


理由が分かった、本船は沖泊でテンダーボートで上陸予定が岸壁に接岸に変更さ れたのである。
8:00 本船は岸壁のところで回頭して船首を港外に向けて接岸した。
呆れたことに、今の今まで、キャプテンを含め全員が接岸を知らなかったということだ。

それにしても、神戸、横浜のクルーズターミナルには接岸できないのにこんな僻地のビトゥンでQM2が
接岸できるの?日本の港の造り方はなんか変な気がします。

ところで、この港は戦前より鰹節製造輸出で日本人にもなじみが有り日本人墓地や
昭和17年1月の日本軍初の落下傘作戦が行われたマナド航空基地攻撃の堀内大佐ほか
南太平洋戦域で戦死して将兵を祭る旧海軍慰霊碑もある。


さあ、接岸した。 にぎやかの衣装をまとった一団に音楽と踊りで歓迎された。
海が半端なく透明できれい。8時半上陸が許可され、続々とツアーに出かけていく。
我々は10時過ぎに上陸予定。

ビトゥン(インドネシア)
右舷付けでバルコニーから街並みや下船していく人々やターミナル、そして歩いて観光する人たちが見える。
それがlucky?いえいえ。
実はキャビンに居ても外の音が聞こえます。でもって、ベランダに出るとTV局の船長に歓迎の花束や楯の進呈の様子が見えました。
そして、夕方には、黒、赤、緑、黄色の中国の獅子舞5匹が車で来て歓迎のあい さつを。
そして今、出港前には多くの見送りの現地の人たちが大勢見送りに来ていてそれ はにぎやかな出港風景がベランダから見えたのです。