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2002年9月
(新)パシフイックプリンセス
2002年11月に新パシフイックプリンセス号が就航します。本船は昨年に倒産したルネッサンスクルーズのルネッサンスR3号で、現在回航され造船所で改造工事が行われています。完成後はシドニー発の南太平洋クルーズにP&Oプリンセス社の船として初めて投入されます
そして、南太平洋クルーズに70年もの経験を持つP&Oクルーズは今年米国を基地にしたプリンセスクルーズ社のリーガルプリンセス70,000総トンをもってオーストラリアの主要港を中心に28港を訪問するプランを発表しました。 プランではメルボルンは9回、ホバートは8回、シドニーは5回も訪問する予定で英米国人をもターゲットにおいた新豪州プロジェクトといえます。最早カリブ海、アラスカ以外の新市場開拓が待ったなしのようですね!
建造年度 1999年
造船所 アトランチック造船
船籍 英国
総トン数 30,277
全長 181m
25.46m
船客数 684名
クルー数 370名
この船は最高級のクルーズ船として建造されただけに90%の部屋が海向けでその2/3にバルコニーが付いています。船価も684名の船客しか乗れないのに1億6500万ドル(約200億円)と巨額な投資。これがルネッサンスクルーズの命取りとなったのです。参考までにカーニバルクルーズのカーニバルスピリッツ号は2700名で3億7500万ドルつまり約450億円ですから船客一人当りでは1670万円で1300万円もの差が有ります。又加えてクルーあたりの船客数でも1.85人に一人とカーニバルの2.79人と豪華なサービスとなっています。
最初の航海はシドニー11月18日発で、それ以後パシフイックドリームクルーズが11月28日発、と続き年末には12月18日発のクリスマスクルーズそして12月28日発のニューィヤークルーズが計画されています
リーガルプリンセス
本船の要目
POプリンセス社
のオーストラリア、
アジア展開
代表的なクルーズスケジュールを見てみますと12日間オーストラリア及びニュージーランドクルーズでは
     2002年12月27日
     2003年1月20日
     2月13日、3月9日

ニュージーランドのウエリントン発で右の地図にあるように南島を回った後タスマニアのホバートそしてシドニーを最終港としています。
日本寄港クルーズ
リーガルプリンセス

北米アラスカクルーズニ入る前の今年3月にも日本に寄港しましたが。今度は逆に上述のオーストラリア、ニュージーランドクルーズに就航のために北米から下っていく途中で寄港します。

10月6日から29日までの太平洋横断クルーズでは北米−ハワイを経由して大阪には10月29日に入港が予定されています。また本船は引き続いて大阪−広島−長崎−天津ーと南下するオリエント中国クルーズを行ってニュージーランドへ向かいます。

オーロラ号
左の写真のオーロラ号も来年の2月28日横浜にサンフランシスコから入港予定です。
なお、本船はこの後、広島3月2日そして上海3月4日、香港3月6日とリーガルプリンセス同様にオーストラリアクルーズのために南下していきます。、
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