2003年6月
NCLのハワイ航路
今年になってからノルエイジャンクルーズラインのハワイクルーズに関する記事が目白押し、中でも倒産したクラシックボイジャーの船を購入したことに加えて、その親会社のプロジェクトアメリカが建造中だった2隻を購入しドイツの造船所で完成させた後アメリカフラッグで運行すると発表。 これに加えて米国政府もフラッグアメリカクルーズとしての米国国内クルーズ規則に合致すると承認したことなどは少なからず驚きを業界に与えた。
しかも2隻に関しては既に船名も”プライドオブアメリカ”と”プライドオブアロハ”と決定され、ホノルル発着の7泊8日のクルーズをプライドオブアメリカ号が2004年7月4日から。そして、3泊4日と4泊5日のショートクルーズをプライドオブアロハ号が2004年の10月から行うと発表され募集も開始されています。
ハワイクルーズは2001年9月のテロ事件で倒産するまではアメリカンクラシックボイジャー社がインデペンデンス号とパトリオット号の2隻を運行し54%のマーケットシェアーを持ちNCL乗るエイジャンクルーズは2位で約30%のシェアーだった。
現在では、NCLがノルエイジャンスター号をホノルル発の7泊8日クルーズに投入しさらに冬場には米国西岸の港からノルエイジャンウインドを投入してハワイクルーズでの地位を確保したように見えたが、実は外国籍船のため、遠く離れたファニングアイランド(キリバス共和国)にわざわざ2泊3日かけていかなくてはならず評判が悪いだけでなくまったく経済的にも無駄が多かった。
2隻の概要
プライドオブアメリカ |
当初の設計では72,000総トン、船客1,900名だったがNCLが購入改造して2,140名乗りと大型化された。 |
プライドオブアロハ |
現在のノルエイジャンスカイ号77,104総トン、船客2,450名乗りが改装工事後船名も変更されて運行されます。 |
ノルエイジャンスカイ号
パトリオット号
インデペンデンス号
米国籍のプライドオブアメリカ号が就航すると毎日ハワイ諸島のどこかの港に入港する無駄のないプランが完成し、ホノルルーカウアイ島
(1泊);ーヒロ及びコナ(ハワイ島)ーマウイ島 (1泊).と周遊するクルーズが計画されていて本当の意味でのハワイクルーズとなります。
既に、処女航海は満席でその後も当分予約で一杯になることが予想されていますからどうしても早く乗りたい方々は予約を急いでください。但し来年の7月の話ですから決して間違わないでください。
逆に、ノルエイジャンスター号に乗りたい方は是非、今のあいだに乗っておいてください。
来年7月にはハワイ航路からはずれますからね。