2002年5月
本船は現在DFDSスカンジナビアンハイウエィでノルウェイのオスロとデンマークのコペンハーゲン間を結ぶクルーズフェリーなのですがこの船の名前を聞いてすぐに分かった方は業界の人か相当なオタクです。聞いたことないよと言う皆さんに、ではスタークルーズの”スターアクエリアス”号はいかがですか?そうなのです、本船の以前の船名なのです。では詳しくみていきます。
パールオブスカンジナビア号
白い船体に赤色で描かれたスタークルーズ社名と船名。懐かしいもう今は見られない昔の写真となってしまいました。でも姉妹船の”スターパイセス”号は今も香港を基地にショートクルーズを行っています。
クルーズ船とフェリー
同様の話は過去にもいろいろあって、フェリーとクルーズ船を行き来したケース多いのです。皆さんにおなじみの船では一昨年まで日本発着の韓国クルーズ行っていたスーパースタートーラス号も実は1992年にフィンランドのラウマ造船所でバルト海向けクルーズ客船”リーワード”号”として建造その後”サリーアルバトロス”号そして”ヴァイキングサガ”号と名前が変更されフインランドのネプチューンマリタイム社が持っていたのを1999年スタークルーズ社が3ヵ年契約で用船して日本で2000年3月から運行されていたのです。
本船の要目
全長m150mx幅25m、25,000総トン旅客960名乗り
本船の歴史
1989年:バイキングラインのストックホルム−マリエンハイム 航路のフェリー”アテナ”号としてバルチラ造船所で建造された。
1993年:スタークルーズへ売船されスターアクエリアス号としてシンガポール、香港周辺クルーズ
2001年3月DFDSへデンマークへ売船され改装工事。
2001年7月パールオブスカンジナビア号として再デビュー就航
現在の要目
全長:176m、幅:29m、喫水:6m総トン数:40,000トン、旅客数:2,200名、クルー数:215名、乗用車数:620台、エンジン4基で速力:21ノット