2003年11月
来年はアテネオリンピックの年ギリシャ、イタリア方面でのクルーズがブームになるかも!!
コスタビクトリア号は来年1月に大改造のために30日間の入渠します。
大きな改造工事はバルコニーの増設で第9及び第10デッキの海側キャビン合計242及び第11デッキの4つのミニスイートキャビン、合計246キャビンにベランダが設けられます。また、パノラマベランダも設置され実に本船の海側キャビンの43%に相当します。なお、工事はドイツのブレーメンにあるロイドベルフト造船所で行なわれ来年の2月には改装工事も終了しサボナを基地に再就航予定です。それにしても、わずか7年前に建造された船でこのような大改造工事が行なわれるのは非常に珍しいケースです。それだけ現在バルコニーに設置下部屋の付加価値が大きいと言うことなのでしょう。 (ベランダに関しては船旅名人もお勧めで今回の改造も理解できます)
1996年以後に完成した船だけで見るとコスタクルーズ船隊の (Costa Victoria,
Costa Atlantica, Costa Mediterranea and Costa Fortuna),海側の部屋の実に72%にベランダが設備去れていることになるのです。今回設置されたベランダの広さは約
4.5 m2,と少し小さめ、但しミニスイートだけは約9 m2.。
総トン数 |
75,166トン |
船客数 |
2,394名 |
建造年度 |
1996年7月 |
クルー数 |
766名 |
全長x幅 |
252.5mx32.25m |
速力 |
17ノット |
サボナ入港中の本船
改造前後の本船図
コスタフォーチユナ号は コスタの新しい旗艦となる船で105,000総トンと大型。。
11月22日ジェノアで命名式おこなわれる予定ですが、イタリアの造船所で建造された最大のクルーズ船でもありデザインといえばイタリアと言われるだけにその船内装飾などに興味をひきつけられます。また、この建造造船所は過去に有名な客船”ミケランジェロ”号などを建造するなど非常に由緒ある造船所です。
同時に、サボナ近郊に建設中だったコスタクルーズの新しい母港となるクルーズターミナルもオープンするなどいよいよもって地中海クルーズの覇者コスタクルーズの拡大が続きます。
本船は11泊12日のカナリー諸島クルーズに翌年4月4日まで入り、そして11月まではサボナ発の7泊8日の地中海クルーズに就航予定です。.
ところで、コスタクルーズと言えば地中海クルーズ最大の企業、日本からも多くの船客が乗船していますがうれしいことに現在、建造中の新造船コスタフォーチュナ号がまもなく完成就航します。