ワンポイントアドバイス
米国への入出国は年に2−3回は行っている我々も毎回、検査体制の強化やセキュリテイに頭を悩ませています。皆さんも念を入れて準備、たとえば写真や最新の入出国カードなどの予備を航空会社のチェックインカウンターで手に入れておくようにお勧めします。
2004年・N0.2
マジェステイオブザシー号で火災
2月2日(月)にマイアミを出港し4泊のカリブ海クルーズ中の2月5日(木)にマジェステイオブザシー号でボヤが発生し約21分間燃える事故が発生した。
幸いにも、この火災によるけが人は無くダメージも小さく運航には差支えがなかった。
火災は第10デッキにあるウインドジャマーカフェのギャレーで早朝4:47分に発生、乗組員が直ちに消火に従事したことで 5:08分には鎮火した。ところで、船長は2,376名の船客に対してマスターステーションに集合をかけたが早朝ということもあり、わー大変と一時混乱したが幸い約24分間で解散した。本船はこの火災後も予定通り航海を継続したがウインドジャマーカフェは閉鎖を余儀なくされた。
(1)ドイツのロイズベルフト造船所倒産
前回のニュースで 1月14日に襲った嵐の影響で建造中のノルエイジャンクルーズラインの”プライドオブアメリカ”号がドックで半沈没した事故のことを報告しましたが、この影響でこの建造造船所が倒産した。
ノルエイジャンクルーズラインにとっては昨年の”ノルウエー号”のボイラー爆発事故の後、今回の事故があり、ようやく今年夏のアラスカ、ハワイクルーズむけに何とかやりくりしたところだけに親会社のスタークルーズにとっても今後が大変です。
ノルエイジャンスカイ号
マイアミ入港中の本船
前代未聞の入港拒否
P&Oクルーズのオセアナ号がセイントトーマスに入港しようとしたが、なんと書類申請上の不備から寄港を拒否されていたことが分かった。
乗船客2,000名にとっては寝耳に水、まさかのことだった。
原因は米国コーストガードの新しいセキュリテイ基準にあり、入港96時間前の書類申請が義務づけられていたことを本船側が熟知していなかったことで起こったのである。
しかし、頻繁に変更される内容には他の船主たちも困っている。
実際、上述のマジェステイに乗船したときもナッソー上陸に際して問題が起こるかもしれないと乗船前に注意をされたこともあった。