2003・N04
要注意
いったん終息したあのウイルスが再び猛威を盛り返した。
サンプリンセス号もウイルスでダウン
上の写真は2月1日にホノルルに入港中のサンプリンセス号です。一見するとアロハタワーのNO10ピアで穏やかに停泊しているように見えますが中では大変なことが起こっていた。
先だってカリブ海就航中のクルーズ船で約1500人もの感染患者を出したノーワーク・ウィルスと思われる下痢・嘔吐に発熱症状を起こす感染病が乗船客2,029名を乗せて1月25日ロスアンジェルスを出港した本船の15日間ハワイクルーズ途中、船内で発生した。一旦は、この後ホノルルを出港したものの引返しキャンセルに追い込まれてしまった。
確かに 最初の患者が出たのは出港直後でハワイにくる途中すでに何人かの船客の具合が悪くなっていたと言う前兆があった。しかし、その時はまさかこんなに広まるとは考えず本船は予定通り航海を続けたのだったが・・。2月2午後遅くプリンセスクルーズは正式にクルーズをキャンセルし2月4日(火)ホノルル着へ帰港した。
一旦、少し遅れでホノルル
を出港する本船
その後の調査結果
もち論、発症した患者はキャビンに隔離し、2月1日ハワイ島のヒロに入港したとき直ちに船内をウイルス除去殺菌を開始していたのであるが船内と言う狭い空間と潜伏期間があり潜在患者を把握するのが難しいことが患者数約267名(最終的には300名以上)もの多数となった原因と見られている。
実は次の他の船でも発病が報告されている。
サンドリーム号、カーニバルスピリッツ号、そしてロイヤルオリンピッククルーズのオリンピアボイジャー号でも17日間南アメリカクルーズでウイルスが猛威をふるい乗船者800名の約30-40%が感染と騒がれたがこれは関係機関及び選手の確認でわずか2%であることが判明した。つまり心理的ものだった。とにかくココ何週間でも合計で乗船客500名と乗組員
56名が同ウイルスに感染し発病したと報告されています。