2003年・N0.16
アラスカシーズンの終わり
9月25日、ケチカン港には今シーズン最後の寄港となるロイヤルカリビアンクルーズのラデイアンスオブザシー号、ノルエイジャンクルーズのノルエイジャンスカイ号そしてセレブリテイクルーズのマーキュリー号の姿がありました。
そして、夕方4時にはーキュリー号がそして15分遅れでノルエイジャンスカイ号が夕暮れの小雨と霧にむせぶ港を次々と出港していきます。
来年の6月には再度帰ってくる船たちですが港で見送る人達には最も寂しいときを迎えます。わずか2ヶ月半ほどの間にここ、ケチカン港に来たクルーズ船隻数と先客数は延べ約500隻、約70万人。その騒ぎも今は静かに、そして人々はすぐ目の前の長い冬支度にはいります。
一方で大忙しなのがアラスカクルーズを終えて仕向け地変更の途中に寄港するサンフランシスコなどの港です
今年のアラスカ総括
シーズン最後のケチカン寄港
シーズン最後のケチカン寄港
前の小さな点がマーキュリー号です
シスコ港のドーンプリンセス号とノルエイジャンサン号
バンクーバー港も最後の賑わい
シスコでは9月21日にセブンシーズマリーナー号、22日:アイランドプリンセス号、23日:サミット、24日:ドーンプリンセス号とノルエイジャンサン号、ノルエイジャンウインド号、28日にはマーキュリー号そして9月最後にフォレンダム号が寄港し今年のアラスカクルーズを締めくくりました。
今年は特にジュノー付近での天候が悪く晴天の日は数える程度だったのが船客にとってはマイナス、月別でいえば6月シーズン開始直後は氷河クルーズでも天候不順だったものの7月にかけて回復したのですが8月に入ると例のノーフォークウイルスによる感染病でバンクーバーやアラスカの港でも一時期パニックになりました。結果今年全体ではSARS及びイラク戦争の影響を受けそして上述のウイルス病が追い討ちをかけた最悪のシーズンといえます。
来年は良い年でありますように船旅名人一同、心より祈りましょう!。