船社紹介コーナー

スタークルーズ

船名 旅客数 建造年度
スーパースターレオ 2,800 1998年
スーパースターレオバーゴ 2,800 1999年
スーパースターサギタリウス 3,000 2003年
スーパースターカプリコーン2 3,000 2004年
スタークルーズ実質日本から撤退

博多発の定期クルーズ船を運航していたスタークルーズは2001年末、世界経済の落ち込みの余波と米同時多発テロ以降の旅客需要の低迷に加えコスト高から日本発着のクルーズを休止、福岡市の事務所も廃止し、従業員14人は解雇予定という内容を突如発表し驚かさせたことは今も記憶に新しいところです。

しかも福岡韓国航路から一旦台湾にてドック後10月24日から、以前就航していた基隆−那覇、石垣の2−4日間クルーズに入ったのですがこれもすぐに中止してしまいました。

当時予約客に対しては払い込み済み運賃を全額払い戻したもののこれは当たり前のことで問題は日本旅行、JTB、など大手旅行代理店のほか地元鹿児島の旅行業協会会員各社など幅広く2002年3月までの集客を前広に行ってきた各社に多大なる迷惑をかけたまま去っていった事であり、せっかく作り上げてきた日本での海外クルーズ運行船主の信用が失墜したことは非常に残念である。
スタークルーズグループ 保有隻数 ベッド数 合計総トン数
スタークルーズ 7 11,042 302,723
ノルウェイジャンクルーズ 10 18,308 616,193
説明するまでも無く博多発の韓国クルーズを行っていた日本にはおなじみの船社で母体はマレーシア企業である。現在では下表の通りノルウェイジャンクルーズを買収して2002年初で17隻を世界で第3位のクルーズ船運航グループとして運航をしている。所有船はスーパースターシリーズ、スターシリーズ、メガスターシリーズの3種類に分類されてそれぞれ異なったマーケットに就航しています。
シンガポールと香港発のアジアクルーズで成功したこの船社は今後もこの地域での拡大を目指しています。

メガスターエーリ
ス号

はシンガポールからポートクラン、ティオマン島、バリ、アナンバス、プーケット、ペナンなどへのクルーズを行っています
特筆すべきは2003年及び2004年建造予定の2隻です。完成すれば.スタークルーズ初めての11万2千総トンと超大型船となりますが?。
最近の新造船と今後の新造計画
スーパースターサギタリウス完成予想図
本船の歴史紹介

1992年にフィンランドのラウマ造船所でバルト海向けクルーズ客船”リーワード”号”として建造その後”サリーアルバトロス”号そして”ヴァイキングサガ”号と名前が変更されフインランドのネプチューンマリタイム社が持っていたのを1999年スタークルーズ社が3ヵ年契約で用船して日本で2000年3月から運行されていたものである。

全長m150mx幅25m、25,000総トン旅客960名乗り
使用されていたスーパースタートーラス号

2004年に入っての動き

1月14日、大変な事故が起こってしまいました。スタークルーズ傘下のノルエイジャンクルーズラインがハワイクルーズ向けに4月完成就航を目指していた新造船が嵐の影響で建造中の造船所で半沈没したのです。
既に船名も”プライドオブアメリカ”号と決まりドイツのロイズベルフト造船所で最終建造工事中でしたがドック内で浸水したのです。報告では、海水は第3デッキ上まで達し船体は右側に約15度傾いたとのこと。近日中に再浮上しても一旦そこまで海水につかると普通でも大幅な時間が必要です
しかも、この事故のの影響で造船所までが2月に倒産し、今後の計画は白紙に戻りました
親会社であるスタークルーズとしては冷静を保っていますがアジアはSARSの後遺症に加えて鳥インフルエンザウイルスによる観光への影響もあって、特にオーストラリア、米国、をターゲットにしている当社は苦しい経営が続きそうです。
このためか、スーパースターカプリーコーンは1月、そしてアリエスまでもが2月に売却されています。
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